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美容考古学研究所が「第3回 美容考古学フォーラム」を開催

学校法人国際文化学園(荘司礼子理事長)は、2024年3月21日(木)、美容考古学研究所(村田孝子所長)による「第3回 美容考古学フォーラム」を国際文化理容美容専門学校渋谷校(東京都・渋谷区)で開催した。国際文化学園美容考古学研究所は、2019年に発足以来、髪型、化粧、装身具などの理美容文化を縄文時代の土偶、古墳時代の埴輪などを参照に、それぞれのヘアメイクファッションの再現を行っていたが、より専門性を高めた研究活動を行うために「美容考古学フォーラム」の名称で年4回開催されることとなった。第3回目となる今回のテーマは、「能面の見方」で能面師の岩崎久人氏を招き行われた。日本には、縄文、弥生時代より仮面をつけることで別の人格、神を憑依させるなど独特な「仮面文化」が存在した。その文化を最高に昇華したのが「能面」である。能面には、半面に影を持たせる、目線の向きを変えることで陰と陽をつける、目と口の距離で年齢を表すなど、老若男女のさまざまな表現を生み出している。今回の考古学フォーラムでは、岩崎久人氏による13種類の能面の役割、制作方法、能面の付け方などを解説、面打ちの実演も行われた。最後には、能の作品の一つを舞ってみせた。次回の第4回美容考古学フォーラムは2024年7月26日(金)に開催が予定されている。