日本着付学術会(原恒子会長)は2025年7月8日(火)~9日(水)、ホテルニューオータニ(東京都・千代田区)において、「第26回研修会」を開催した。同研修会は、着付・着物類に関するよりいっそうの知識の涵養や技術の練磨、芸術性あふれる気品の高い着付師の育成を目的に行われているもので、研修1日目は、平成29年度から令和6年度に認定された名人10名による“花嫁”ステージを披露。2日目は、松本一郎副会長の挨拶の後、染織五芸池田企画代表/一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会監事の池田喜政氏による「きもののちから」と題した講演会が行われた。午後からは「令和7年度日本十傑選考会」が開催された。同選考会は年に1回開催されており、今年は8名が出場。審査員の目前で「花嫁・白無垢打掛姿」「花嫁・大振袖おひきずり、帯結び・一本立て矢」の着付を披露し、全員が認定された。令和7年度日本十傑認定者は以下のとおり。また、5回目の十傑認定となった作田和子氏には、“名人”の称号が与えられた。