ヒラトヤが川上塗装工業と連携し「使用済みタオルのリユース・リサイクル・販売」を協定

岩手県の理美容室（株）ヒラトヤ（中村均代表取締役社長）は、2025年5月23日（金）、ヒラトヤ本社（岩手県・盛岡市）において、使用済みタオルのリユース・リサイクル・販売に向け、川上塗装工業（株）と連携協定を結ぶ締結式を行った。
ヒラトヤは、理容室･美容室で使用済みとなったタオルを、布のリサイクル活動を行う塗装会社・川上塗装工業に提供。布の裁断は福祉作業所へ依頼され、布は工業用雑巾として活用および企業向けに販売される。このことにより、資源循環と障がい者雇用創出につなげ、SDGsの「8.働きがいも経済成長も」「12.つくる責任つかう責任」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献することを目指している。
川上塗装工業では、2021年から「リンクアップウエス」活動を開始し、地域から不要な布を寄付してもらい、福祉作業所へ裁断依頼し工業用雑巾活用での資源循環と、障がい者の雇用創出につながる活動を行ってきた。また、県内39店舗を展開するヒラトヤにおいても、1ヵ月に500枚ほど発生する使えなくなったタオルを、これまでは一部をガソリンスタンドなどに提供していたが、「リンクアップウエス」活動に賛同し、今回連携協定に至った。
締結式を行ったヒラトヤの中村広隆取締役は「障がい者雇用、就労支援につなげることができたというところに大きな意義を感じている」とし、地域貢献とSDGsへの取り組みの一環として、継続的に古布タオルの寄付を行うとした。