全理連中央講師会(船津博司会長、木下裕章幹事長)は、2025年5月27日(火)、全理連ビル(東京都・渋谷区)において「令和7年度定期総会」を開催した。木野島徹副幹事長による開会挨拶により幕を開け、続いて船津会長および木下幹事長より、本年度の講演テーマを選定した背景と趣旨が説明された。業界内でも実際にカスタマーハラスメントによりノイローゼを発症された方がおり近年課題として注目されている。講演では、三井住友海上火災保険株式会社の松本徹也氏を講師に招き、「理容業のカスタマーハラスメント対応」と題して実施された。初めにSNSの普及により、サービスに対する不満や不快感が瞬時に拡散される現代において、理容業界においても顧客対応の複雑化が生じていると述べた。顧客からの苦情・クレームが「妥当性」と「正当性」を有しているかを冷静に判断する基準を設け、あらかじめ定めた対応方針に基づき対処することが重要であると実際の具体例を交えながら対応方法について解説した。