(株)アリミノ(田尾大介代表取締役社長)は、2025年4月7日(月)、2025年度テーマ「EVOLVE(エヴォルブ)」を発表した。同社では、時代の動きや、変化する価値観を感じ取り、美容の新たな魅力をともに考えていくため、年度始めにその年のテーマを掲げ発表している。
冒頭、田尾大介代表取締役社長から昨年度の報告において、全カテゴリーで昨年対比110%伸長したことが発表され、今後も製品づくりとともに美容業界を魅力的にしていく取り組みに力を入れることを約束した。田尾大介代表取締役社長は、2025年度テーマ「EVOLVE」について、「世界的に変化が激しく先行きが不透明な時代において、新しい価値観が次々と生まれており、サロンの経営課題は多岐に渡っている。『エヴォルブ』とは困難な状況を好転させていくことを示している。また、物質が化学反応によって性質が変化したときに熱として生まれるエネルギーもさす。2025年度は『エヴォルブ』をテーマに社員ひとりひとりが情熱をもち、変化のなかで生まれる課題を見極め解決に向けて実行し、サロンと業界の『エヴォルブ』に繋がると考えている。私たちの思いは、美容師の皆さんがお客様に信頼され、生涯美容師として充実した人生を歩んでもらうこと。皆様とともに時代の変化を察知し、サロンの課題に柔軟に対応しながら美容業界の発展に力を発揮していきたい」と思いを語った。
続いて「EVOLVE」のテーマムービーが流されたあと、田尾圭介専務取締役から、2025年度の活動方針「Be more Professional プロフェッショナル領域の強化を図る」について、市場分析とともに発表があった。田尾圭介専務取締役は、市場データからサロンでの利用金額が最高額に達している一方で、美容室の市場規模は前年対比-0.1%とほぼ横ばいであることに触れ、サロン市場は大きな成長は見られないものの、メニューの高単価化とサロンでしか提供できない高単価メニュー「縮毛矯正」「ストレートパーマ」のすそ野が広がっていると分析。今後、サロンがサービスの質を高め、それを適正な価格に反映していくためにも「プロフェッショナル」な領域を強化することが不可欠とし、活動方針「Be more Professional」を掲げ、3つの軸「専門性」「対話」「感性」でサロンのプロフェッショナル領域を支援すると発表した。
2025-26 EVOLVE
田尾大介代表取締役社長 挨拶
2025年度活動方針「Be more Professional」3つの軸