HOT NEWS

ソシオエステティシャン養成機関CODESが「第7回 CODESソシオエステティックコングレス」を開催

一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE/久米健市理事長)と提携関係にあるフランスのソシオエステティシャン養成機関CODESは、2023年11月24日(金)、フランス・パリにおいて、ソシオエステティックの専門家・関係者らによる会議「第7回 CODESソシオエステティックコングレス」を開催した。会議には、フランスをはじめとするヨーロッパ諸国や、南フランスや日本などからも参加者があり、活動現場からの報告や調査結果の発表などが行われた。主なプログラムは下記のとおり。

ソシオエステティックについて

ソシオエステティックとは、人道的・福祉的観点から精神的・肉体的・社会的な困難を抱えている人に対し、医療や福祉の知識に基づいて行う総合的なエステティック。エステティックの施術によって人を癒やし、励まし、QOL(生活の質)の向上に寄与し、その人が本来の自分を取り戻すために支援することを目的としている。 1978年にフランスで生まれ、日本においては2004年、日本エステティック協会とフランスのソシオエステティシャン養成機関CODESとの間で提携契約を締結。2007年9月より日本でのソシオエステティシャンの養成が始まり、2024年現在、約110名のソシオエステティシャンを輩出している。

    主なプログラム

  • ■Ivan KRAKOWSKI教授(がん腫瘍臨床医師 ペインクリニック専門医)による報告  「がん治療におけるサポートケアであるソシオエステティック」
  • ■INCA(国立がん研究所)によるプレゼンテーション
  • ■FIRAH(障害者の生活の質向上を目的とする財団)からの報告
    「ハンディギャップをもった青年のインクルージョンアプローチにおけるソシオエステティックの寄与」
    「行動、発達、言語、学業に関する障害をもった青年たちの調査」
  • ■Gisèle DAMBUYANT- WARGNY(パリ大学13-ソルボンヌ パリ シテ 上級講師 社会学調査評価資格者)による著作『ソシオエステティック 傷ついた体の手当をし、癒やし、美しくすること』の紹介
  • ■Cécile BARTOLINI-GROSJEAN(AFSOS フランス語圏腫瘍支持療法協会における基準ソシオエステティシャン)によるプレゼンテーション
    「がん治療におけるソシオエステティックの新しい基準、指標」
  • ■Amandine RAMOS(ソシオエステティシャン)とチームによる報告
    「トゥールーズのハンディキャップを抱えた人々の社会総合支援研修の場におけるソシオエステティシャンの介入について」
  • ■Sylvie MARINI(ソシオエステティシャン)、Irma GHITTORI(看護師HOPITAL MONDOR)による報告
    「医療従事者のためのBULLE(羽を伸ばせる場所)の設置」
  • ■Laëtitia RIEUTORD(ソシオエステティシャン)、Marion LANSOY(レスパイトケア団体 PFR CREIL/SENLIS、心理的障害者支援団体 La Nouvelle Forgeのコーディネーター)による報告
    「ケアラーに寄り添う」