NPO法人美容週間振興協議会（滝川晃一理事長）、全国美容週間実行委員会（仲田耕三2013年度実行委員長）は、「くしの日」を迎えるにあたり、美容業界の活性化と継続的発展を目的にさまざまなイベントを開催した。

7月31日（水）〜8月3日（土）にかけて、築地本願寺（東京都･中央区）において開催された「築地本願寺納涼盆踊り大会」に出展。来場者にうちわを配布し、9月4日の「くしの日」の啓蒙と美容週間活動のアピールを行った。子供たちに向けたゲームコーナーも設け、出店ブースは多くの家族連れで盛り上がりをみせた。

9月3日（火）、大鳥神社（東京都・目黒区）において、滝川晃一理事長をはじめ歴代委員長と多くの関係者が集まり、くし塚奉納の儀式がとり行われた。くし塚は全国美容週間実行委員会が1988年に建立したもので、くし塚にお参りをすると開運・無病息災、家内安全が得られるという。日本では古来より「くし」は幸運のシンボルと考えられており、日本最古の歴史書「古事記」によると、神祖《伊邪那岐命》は愛す妻《伊邪那美命》の死を悲しみ「黄泉の国」へ会いに行くと、何と身体は腐って蛆がたかっているのを見て 「この世」へ逃げ帰った。暗闇の死の世界から逃げるために髪に挿していた「竹の櫛」を抜き火をつけ、松明代わりに道を明るく照らし生還した。又、大鳥神社の御祭神である 「日本武尊」 は妻の 「弟橘媛命」と東国へ渡る際、浦賀水道で風雨が強く荒くなり海神の怒りを鎮めるため、妃は海に身を投げ、身代わりになった妃の「櫛」は浜に流れ着き、今も祀られている。「くし」は、このように人生の歩む道を照らし、身代わりとなる力を持っているといわれている。

9月3日（火）、くし塚奉納後、ウェスティンホテル東京（東京都・目黒区）において、「The Best of Beauty 2013　第10回 The Beauty Week Award」を開催した。毎年「9月4日くしの日」を中心とした一週間を「Beauty Week」と位置づけ、美容業界への深い理解と繁栄を目指し、年齢･性別問わず常に才能を磨き続け、見る人に光を与えられる著名人を表彰する同イベント。今年度は、美容業界に対しても影響力の高いモデル、俳優、タレントのジャンルから、2012〜2013年度、飛躍的にCHANGEし、世間に多大な影響を与え、多くの人々を魅了し続けるタレントを「CHANGE of Beauty」受賞者として選定。今回の受賞者は下記のとおり。

9月4日（水）、各地区委員会初の試みとなる全国一斉でのくし配りを実施した。黄色い半被が目を引く中、路上の道行く人にくしを配り、「9月4日くしの日」の広報活動を行った。くしをもらい喜ぶ姿、くし配りの様子を写真に撮り話題にする人などの姿も見られ、本年度の活動方針にもある消費者啓蒙活動の1日となった。

9月10日（火）、ヤマノホール（東京都･渋谷区）において、「GROOVY NIGHT 2013」を開催した。広く一般の方に魅力的な美容の仕事を伝えるために出場したサロンは12サロン。立見客がでるほどで大勢の観客を前に各サロンが短い持ち時間であったが、それぞれのテーマに沿った魅力的なステージを披露した。今回のテーマは、「ナイトミュージアム」。若い感性にあふれたショーは、来場した学生を含む観客たちで大盛況のうちに幕を閉じた。