「第5回ヘルスツーリズム大賞・奨励賞」の表彰式が開催
特定非営利活動法人 日本ヘルスツーリズム振興機構(森昭三理事長)は、3月28日(木)、ホテルサンルートプラザ新宿(東京都・渋谷区)において、「第5回ヘルスツーリズム大賞・奨励賞」の表彰式を開催した。ヘルスツーリズムとは、旅行という非日常的な楽しみの中で、健康回復や健康増進を図り、旅をきっかけに豊かな日常生活を過ごせることを目的としている。同機構が行うヘルスツーリズム大賞は、ヘルスツーリズムに取り組む個人、事業者、団体、自治体などを対象に、優れた取り組みを表彰するもの。今回は、51団体の中から大賞は見送られたものの、奨励賞として2団体が選出。今年から個人部門も新設され、健康志向への注目の高さが伺える表彰式となった。
式典では跡見学園女子大学 准教授の篠原靖氏による「ニューツーリズムと地域振興のあり方」と題した講演に始まり、授賞式が行われた。その後、懇親会が開かれ、過去の受賞団体を含む各団体から届けられた郷土料理が並ぶなか、取り組みについての情報交換が和やかに行われた。各賞の詳細は下記のとおり。
第5回ヘルスツーリズム奨励賞 1
![]() |
社団法人久米島町観光協会 URL: http://www.kumejima-qol.com 食物アレルギーの基礎知識を持つ久米島コンシェルジュが旅のコーディネートを行う体制を全国に先駆け構築。3つのホテルで、卵や乳などのアレルギー10品目を2次原材料からも使用しないメニューを朝・昼・夕食に用意してくれる。公立久米島病院とも連携し、アレルギーをもつ旅行者に対し地域でも対応した全国でも珍しい取り組みが評価された。 |
第5回ヘルスツーリズム奨励賞 2
![]() |
竹田市ツーリズム協会 温泉療養を体験する宿泊者に、竹田市が入浴料と宿泊料の一部を助成してくれる。温泉医学研究所とも連携しており、利用者は睡眠状態や血液データ、免疫などの調査も行ってもらえる。医学博士が監修した竹田式湯治と竹田D級グルメと名づけたヘルシーメニュー、市内25ヵ所のウォーキングコースの整備など、旅行者が健康的に楽しめる工夫が評価された。 |
第5回ヘルスツーリズム大賞・個人部門
![]() |
城山佳子氏(東京都)
「日本のふるさと・飯山で出会った“森歩き”の楽しみ」 |