東京都美容生活衛生同業組合（BA東京／金内光信理事長）は、2018年1月16日（火）、セルリアンタワー東急ホテル（東京都・渋谷区）において、「創立60周年記念式典・新春祝賀会」を開催した。金内理事長は冒頭、美容業界が厳しい環境に置かれていることを挙げたのち「東京しごと財団からの委託事業『BA東京美容コンソーシアム』を立ち上げ、休眠美容師の掘り起こしを行っています。その中で「＃Be容師」のハッシュタグをつけてSNSに投稿してもらい、美容師の魅力を広く伝えようという運動をしています。また、韓国、台湾、ベトナムに講師を派遣するなど窓口を広げたことで、昨年はガラ・ド・ラ・コワフュールに65人が参加しました。今年は、その倍近い人数の参加を見込んでいます。かつて日本の美容師たちは海外に出て学び、その技術を昇華させて、国全体の技術レベルを高めてきました。それと同じように、今、アジア圏の人たちが日本に学びに来て、美容師の国家資格を取得しています。しかし、国家資格を与えておきながら、国は外国人の美容師に日本で働くこと、研修労働すらも認めていません。この美容鎖国政策が解決されることで、少しでも東京都の美容師不足の解消を図りたいところです」と挨拶した。 来賓祝辞の後に功労者表彰が行われ、受賞者を代表して渡邉志雄前BA東京理事長が謝辞を述べた。乾杯は、各団体の長が登壇するなか日本理容美容教育センター 片倉啓介専務理事により行われた。祝宴では、平成29年受章者・受賞者の紹介、第45回全日本美容技術選手権大会の入賞者やガラ・ド・ラ・コワフュール入賞者への花束贈呈が行われた。クライマックスは、BA東京の技術部門であるTBA講師陣による和装・洋装のショーステージ。モデルが会場中をウォーキングして、華やかに盛り上げた。

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