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全美商連より「2017年 年頭所感」が届く

新年にあたり、全国美容用品商業協同組合連合会(全美商連/須山裕二理事長)より『2017年 年頭所感』が届いた。ここに全文を紹介する。

2017年 年頭所感

全国美容用品商業協同組合連合会
理事長 須山裕二

2017年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げますとともに、旧年中は、全美商連の諸事業等に関しまして、関係各位の皆様には多大なるご支援ご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年の経済は、全体的にアベノミクス効果で、穏やかに景気回復が継続している内容のニュース報道が多く感じられましたが、社会環境の変化が激しい年となり、いまだに回復の実感がつかめていない状況だと思います。
日本の総人口は、2010年に1億2806万人でピークを迎え、以降、減少傾向にあります。生産年齢人口もこれからますます減少していく反面、高齢者人口は増加していき、人口動態による変化に伴い、社会構造やお客様の意識が大きく変化していく中で、この変化にしっかりと先を見据え、対応していかなければなりません。特に今年は、市場動向をさらに留意すべき1年になると思われます。
私どもの美容業界でも、少子高齢化、人口減少等の問題はもとより、職業選択としての若い美容師の方々のなり手が減少しており、サロン経営にもはっきりと人手不足の影響が出始めております。業界全体として、社会保険の加入問題を含め、より良い雇用環境づくり等、魅力ある業界づくりの取り組みが早急に求められ、経営面でも客数増によるビジネス拡大路線から、客単価アップによる生産性重視による新しいビジネスモデル作りが求められています。
今年、当連合会では、2018年6月に開催いたします第8回アジアビューティーエキスポに向けて、その準備を本格的に進めてまいります。すべての美容に関わる人が主役になれるイベントを目指し、“ALL STARS”をコンセプトに掲げています。
今までのアジアビューティーエキスポの流れを継承しつつ、「この先の美容」そして「この先の美容業界像」を垣間見ることができ、「新しいビジネスのヒント」を見つけられるエキスポ本来の考え方を根本からもう一度見直していきます。
そして、全美商連の組織・運営の在り方を、しっかりと未来を見据え、組織強化を最重要課題の一つとして、組織内改革を全組合員一丸となって取り組んでまいります。
さらに関連各位の皆様とも連携し、業界を取り巻く環境の変化にしっかりと対応していく所存でございます。
結びに、本年が皆様にとって実り多い年となりますことを祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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